もはや起業スペースの新定番! シェアオフィス・コワーキングスペース

福岡市風景

創業時に利用したいシェアオフィス

会社設立時には、本店所在地を定款で定める必要が出てきます。創業の際は、自分の自宅を登記する、事業所として利用するという手もありますが、仕事とプライベートを分けるという意味でも自宅以外の場所にオフィスを構えたいもの。

 

今回は、事務所として利用できるシェアオフィス・コワーキングスペースをご紹介します。

 

シェアオフィスは普通のオフィスとどう違う?

シェアオフィスとは、複数の起業家などが、スペースを共有するオフィスのことです。

ひと月当たり数万円程度の家賃を支払うことで、デスクや椅子、インターネット回線や電話が既に完備されたスペースを利用できることが多く、起業家にとっては創業コストを抑える強い味方となっています。

なお、中には会社設立の登記ができるオフィスも結構あります。

 

シェアオフィスにも様々な種類が登場

シェアオフィスと似たものには、コワーキングスペース、レンタルオフィス、バーチャルオフィスなどがあります。

いずれも従来の貸事務所に比べ、安く手軽に借りられるオフィスですが、その空間のコンセプトや利用頻度によって区別されているようです。

 

まずシェアオフィスは、その多くが、図書館や塾の自習室のように、個別ブースがあります。
一方、コワーキングスペースは大きなデスクをフリースペースとして共用し、時には他の事業者と意見交換などをしながら作業をするスタイルが一般的です。

 

またレンタルオフィスは、必要な場合のみ、その空間を借りることができ、マンスリーマンションのように月極で借りたり、貸会議室のように時間貸しで利用したりと、様々な形態があるようです。

 

そして最後のバーチャルオフィスは、主に自宅で作業を行う事業者などが、法人登記の際にその住所を「法人の所在地」として申請したり、事業開始後にネット上に公開したりする、いわば「住所を使う権利を、月額料を払って買う」という利用形態です。

 

福岡県内のシェアオフィス、コワーキングスペースの最新事情は?

シェアオフィスやコワーキングスペースの情報掲載サイト「eシェアオフィス」(http://eshareoffice.jp/)によると、2016年6月1日時点で、福岡県内には59カ所のシェアオフィスとコワーキングスペースがあります。

うち福岡市内は44カ所、北九州市は8カ所、その他、飯塚市、久留米市、大牟田市、直方市、小郡市に存在します。これらの施設を使って、創業や会社設立に利用されてはいかがでしょうか。

 

次回は、福岡市の個性的なシェアオフィスをご紹介、その幾つかをまとめてみます。

 

(画像提供:福岡市)